壁掛け時計・置き時計 専門店クロックワールドBlog

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近代の時計

   

中世のヨーロッパで、教会が鐘を撞くことで正確な時刻を人々に知らせるために、
時計は進歩を重ねてきたと前に書いた。

家庭用の時計などなかった当時、この鐘は庶民にとって必要なものだった。

ただ、時計の専業メーカーも職人もいなかった時代、この時を告げる鐘はかなり
の誤差のあるもので、隣町同士でも30分程度時刻が違うなんてことも普通だっ
た。

ところで現在でも残っている最も古い時計は、今から650年以上も前に作られた
イタリア北東部にあるパドヴァの大聖堂の中にある天文時計です。
小さな部品をつくる工作機械の無かった当時、歯車などは全て手仕事で作っていた
ため、その当時の時計はとても巨大で本体だけで直径数メートル、重さは300Kg
以上もありました。

この時計は、重りが下がる力で歯車を回転させる仕組みで、動力の重錘(分銅)は数
日おきに巻き上げなくてはならず、時計守という職業まであった。

動く仕組みを詳しく言葉で言い表すのは難しいですが、おもりの力で同じリズムで
振れる棒テンプ(フォリオット)の回転軸(バージ)の2つの爪が、冠型(時計の
てっぺんについています)の歯車の歯に交互に当たることで、一定の速度で時を
刻むことができます。

「いちに・いちに」と交互にシーソーのように規則的に動くテンプを見ていると、
「がんばってるな」と思わず感心してしまうのも、機械式時計に愛着がわくとこ
ろです。(続く)

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