壁掛け時計・置き時計 専門店クロックワールドBlog

掛け時計・置時計 専門店を運営するクロックワールドの新商品紹介・専門店ならではの掛け時計の豆知識をお伝えします。

*

近代の時計(その2)

   


今でも一部のメーカーや、大きなグランドファーザーズ(床置き式時計とも呼ばれています)などには動力源として使用されているおもり(重錘)の動力。
引力を利用したこの仕組みはよほど優れた発明であることが感じられる。
ただ、この方式は錘を吊り下げる長い鎖(くさり)が必要で、どうしても時計本体が大きくなりがち。
そこでもっとコンパクトで安定的な動力として注目されたのが「ぜんまい」
一定のスピードで巻き戻るゼンマイの慣性を利用し動力としたのは、ドイツ、ニュルンベルクの錠前職人ペーター・ヘンラインだった。時は1500年。今から500年以上も前の話です。

彼はそののちも工夫を凝らし、1510年には持ち運びのできる携帯時計を製作した。
教会の時計や人間の背丈より大きなグランドファーザーズと同じ働きをするにもかかわらず、重さ5Kg未満(それでもたいがい重たいですが)の小さな時計は、貴族達の間で「ニュルンベルクの卵」として引っ張りだこ。
お蔭でニュルンベルクの時計産業は発展し、ドイツ有数の工業都市へと成長していきます。

ところで現存する最古の携帯式の時計は、1530年にこの地域で製造されたもので直径わずか4.8cm。
今どきの大きなサイズの腕時計並み。
ただ、この頃の時計はまだまだ誤差が大きく分単位の精度が出せず、針は時針1本だけでした。
おおよその時間がわかればそれで充分だったんでしょうね。

 - 時計の豆知識